アングラな魚日記

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zoom RSS 核燃稼働に反対決議 宮古・重茂漁協

<<   作成日時 : 2007/07/01 00:16   >>

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 岩手県宮古市にある重茂漁協が、青森県六ケ所村にある鞄本原燃の核燃再処理工場の稼働に反対する決議を採択しました。消費者団体「生活クラブ生協連合会」と連携し、本稼動反対の署名活動を始めるようです。他の漁協にも協力を求めながら、全国の生協と共に集める署名は200万人規模とのこと。集めた署名は、原子力発電好きアベシンゾー総理に提出されるようであります。

 「自民党にいろいろな面倒を見てもらっているから‥‥」

 たまたま、前回のエントリーで漁業者から声が出づらい理由の一つをこのように書いたばかりでした。これをふまえて考えれば、重茂漁協が「核燃再処理工場の稼働に反対する決議」を採択したことは画期的であり、生産者としてのありかた、消費者を守ろうとする意識の高さなどがうかがえます。

 「再処理反対を唱えれば、物が風評被害で売れなくなるからやめてくれ。」とか、「六ヶ所から離れているからだいじょうぶだろ。」いった声もあるでしょう。もちろん、うちの市場でも、こういった考え方をもつ人もいます。

 オラが考えるに、風評被害は日本原燃が流す廃液によって起きるものであり、その危険性を唱える人間が引き起こすものではないのだと思ってます。実際に、海藻類から検出されたプルトニウムの値は、すでに2004年の10倍になっていますから、アクティブ試験中とはいえ汚染はすでに始まっています。日本の食品に含まれる放射能の輸入基準は370ベクレル。では、これ以下なら風評被害、これ以上なら食品汚染なのでしょうか。こうなると当然、決めるのは国ではなく消費者の判断によります。生協さんの集める署名の重さをアベシンゾー総理はどのように受け止めるのでしょうか。

「六ヶ所から離れているからだいじょうぶだろ。」

 こういった声を聞くとさすがにがっかりしますね。本当に離れていると大丈夫だと考えているのでしょうか?三陸沿岸を流れる南下流に乗って半減期も過ぎないうちに宮城県に到着する放射性廃液が及ぼす影響についてまだ誰も経験したことがありませんから、のんきに「離れているから‥‥」なんて仮説を立てていると手遅れになるかもしれません。この事に反対している水口教授は、「今するべきことは、本稼動したらなどと仮説を立てるより、今流されないようにする事が大事である。」と、述べられています。当然、オラもそう思います。

 では、放射能汚染の薄く広がった海域を長いあいだ回遊してきた魚と、あまり薄まっていない海域をチョットだけ回遊した魚ではどれだけの差があるのでしょうか。放射能は、より下流の方が被害が大きいとも言われていますから、むしろ「離れているから‥‥」は危険な考え。そうは思いませんか?

 水口教授の著書「放射能がクラゲとやってくる」では、このように指摘されています。

「セシウム137における鮭の濃縮係数は100であるはずなのに、日本原燃は30しか見ていない‥‥」

 このどちらの数値をとるかで、生産物に対する責任をどのように考えているかがわかるってな寸法。さて、うちの漁協はどっち?

■引用開始
 
核燃稼働に反対決議 宮古・重茂漁協
朝日ドットコムマイタウン岩手 2007年06月30日
http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000000706300004
 宮古市の重茂漁協(伊藤隆一組合長、組合員604人)が、日本原燃の核燃再処理工場(青森県六ケ所村)の稼働に反対する決議をこのほど採択した。近く首都圏などの生協と連帯して署名活動を始めるほか、県漁連にも協力を要請していく方針だ。

 漁協自ら反対署名に乗り出すのは県内では珍しく、同漁協では「放射性物質の排出基準すら明確でない現状はおかしい。全国の生協とも連携し、200万人規模の署名を集め、首相に提出したい」(高坂菊太郎参事)としている。

 反対決議は、年内にも想定される本格稼働を前に、生産者としての意思を明確にする狙い。27日開いた総会で採択した。再処理工場について、放射性物質を含んだ廃液による海洋汚染や水産物への影響、風評被害の懸念を指摘した上で、「漁業者の死活問題だ」などとしている。

 同漁協は、ワカメ、ウニなどが主力で、生活クラブ生協連合会(事務局・東京、会員29万6千人)などと取引があり、総会では、生協側からも連帯の意向が示された。同生協連の麻生純二常務理事は「消費者の立場から連帯していきたい」としている。


■河北新報 6月29日版
核燃料再処理工場稼働反対を決議-宮古・重茂漁協

 宮古市の重茂漁協は二十八日、青森県六ヶ所村の使用済み核燃料再処理工場の本格稼働反対の決議をしたと発表した。 二十七日に開いた総会での決議。「再処理施設から出る廃液で海洋汚染や水産物への影響が懸念される」として本格操業に反対している。
 重茂漁協は今後、国に情報公開などを求め、地区住民約千八百人を対象に署名運動を始める。「食の安全性や海産物への風評被害が心配」として、他の漁協にも協力を呼びかける方針。



●三陸の海を放射能から守る岩手の会
全国から届いたメッセージ
http://homepage3.nifty.com/gatayann/syomei%20koe.htm

「海に空に放射能を流さないことを求める署名」 協力のお願い
http://homepage3.nifty.com/gatayann/envr070210.htm

●署名用紙(A4 PDF 1.2MB) 
http://homepage3.nifty.com/gatayann/syomei07.pdf

■ミニコミ通信「止めよう!《再処理》」36号
http://homepage3.nifty.com/gatayann/no.36.pdf  


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コメント(11件)

内 容 ニックネーム/日時
原発の恩恵にあずかって、廃棄物をそちらにお任せしている身としては、コメントしにくいのですが…
安全であると言うなら 首相官邸を六ヶ所村の施設のすぐ下に作っちゃえばいいのに…

アベちゃんに理解していただくには、巨大生物が東京、永田町に集中的に攻撃してもらうしかないかも(笑) 巨大放射能がクラゲとか…
おきらく社労士
2007/07/01 07:30
生産者側の漁協がこういった行動を起すというのは画期的ですね。
この動きが他の魚協や農協にまで広がって、保守的で「お上意識」が強いイメージがある漁協や農協が、反再処理で消費者と一緒に闘うようになれば、少しは希望が見えてきます。
自民党も強力な支持基盤であるはずの漁協や農協が反対するものを、いつまでもゴリ押しはできないでしょうからね。
電気猫
2007/07/01 13:39
生活クラブ埼玉の組合員です。
六ヶ所村核燃料再処理工場のことは気になり、
肥田舜太郎先生・鎌仲ひとみ監督・水口憲哉氏の
講演会で学んだりしました。
明日、組合員が集まって話し合いをすることになっています。
今日の記事を私たちのブログでも紹介させてくださいませ。

生活クラブ生協☆パークパク

パク
URL
2007/07/01 20:13
大地宅配の会員ですが、大地では、「ハガキ大作戦」を展開しています。わたしも時間があるとき、ハガキ送ってます。まわりの友人も賛同していて、ハガキ出してくれているようです。
http://www.daichi.or.jp/pc/osakana-club/070402rokkasho.html
yoshikoskz
2007/07/01 21:45
おきらく社労士さま、こんばんは
きょっ‥‥巨大生物攻撃ですか(笑)
でも、これはあるかもしれないですよ。
放射線が酸素に当たると、活性酸素になるなんてことを聞いたこと有ります。
金魚に活性酸素を与え続けると巨大化するようですからね〜。
アベソーリの環境保護策は、原発に依存してますから、このまま進むと巨大生物で‥‥てことにはならないか(笑)
mako@管理人
2007/07/02 00:13
電気猫さん、こんばんは
今度の参議院選挙は、いろいろな争点があって、それぞれがひじょうに重要な問題ばかりですよね。でも、再処理問題は争点にはなっていません。再処理反対している人の受け皿は殆ど無いと言ってもいいでしょうね。
私は、党にこだわらず、生産者や消費者の声を聞く耳のある候補者に投票したいと思っています。

が‥‥

難しいんですよね。
mako@管理人
2007/07/02 00:20
パクさん、いらっしゃいませ♪
拙ブログをご紹介していただけるとは、光栄です。
ありがとうございます。
この隠された問題がどんどん広がっていることを実感しています。
今後ともよろしくお願いします。
mako@管理人
2007/07/02 00:33
yoshikoskzさん、こんばんは
大地の会は、はがき作戦していたんですね。最近、書くだけで殆ど情報収集して無かったので、はがき作戦は知りませんでした。出来ることからコツコツと‥ですよね。今度、うちの会は、「星祭り2007」という野外イベントに参加するようです。
以下、星まつり主催者の口上です。

星と海をまつる
海は母なる海
無数のいのちを育む海
豊かな自然の恵みが
私達のいのちをつなぐ

この空は この星空は
生きとし生けるものの思いを
静かに 見守っている

満天の星に平和の願いを

星まつり2007
2007年7月27,28,29日
宮城県唐桑半島半造園地http://home.att.ne.jp/moon/pexy/index.html
mako@管理人
2007/07/02 00:49
星まつり主催者の口上が途中で切れてしまいました。

星と海をまつる
海は母なる海
無数のいのちを育む海
豊かな自然の恵みが
私達のいのちをつなぐ

この空は この星空は
生きとし生けるものの思いを
静かに 見守っている

満天の星に平和の願いを


星まつり2007
2007年7月27,28,29日
宮城県唐桑半島半造園地


やっと今年の星まつりが動き出した。
再処理工場による環境汚染の実体は
知れば知る程余りにも大きく
どうすればふるさとの三陸の海を、
いのちのふるさとである海を
未来へ残すことができるのか、
思い悩んでいる内に時間が過ぎていく。

私達にできること。
ほんとうのことを知ること。
急速に松枯れが進んでいるここ半造の地で
音楽や様々な出合いを楽しみながら
海を感じてみよう。

星と海をまつる。
星まつり。

今年の星まつりホームページ出来ました。

http://home.att.ne.jp/moon/pexy/index.html

今年も思いきり楽しんで放射能を吹き飛ばせ。

mako@管理人
2007/07/02 00:52
『何を』『幾つを』基準にするかっていうのが曖昧な事例って多いですよね。
でもって、主観で見る側と客観で見る側では正反対の意見の事が多い。
偏見かも知れませんが、主観で見る側ってのは多かれ少なかれ利害が絡んでる事が多いから甘い見方をしてしまう。
年金問題もそうですが、今の国の政策そのものが『甘い』のにはそういう背景があるのではないでしょうか?
今回、これまでの力関係を切り崩そうとした重茂漁協の決断は凄いと思います。
ヒデ
2007/07/04 13:03
どもっ、ヒデさん
どれを守るかで結論が正反対を向いてしまうのでしょうね〜。でも、おかしいものは、やっぱり誰が見てもおかしい。
「これはおかしいぞ、責任者出て来〜い」って国に叫んでも、誰が責任者なんだかわからない状態ですから、ますます始末におえません。こういうシステムを構築した日本の官僚さんたちはハッキリ言って偉い(苦笑)
年金問題は、どこがどうなっているのか‥‥原子力と同じようにチェック機能が不全もしくは存在していなかったのでしょう。甘すぎますよね。
かたや、重茂漁協は必死です。宮城は漁協の合併やホヤ、カキなどでバタバタしてますが、きっと思いは同じはず。この問題は食品を扱う人間が「知りませんでした」では済まされない事ですからね。

六ヶ所の廃液は、危険なのか安全なのか。

この問題は、権力を批判するという日本人が忘れてしまった考えを呼び起こすのかもしれません。



mako@管理人
2007/07/05 23:30

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