アングラな魚日記

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zoom RSS 魚とお刺身の間にあるもの

<<   作成日時 : 2009/01/25 22:43   >>

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職業が魚屋ということもあって、今まで色々な魚を見てきたし、お刺身にして味わってきた。最高の時期をむかえた高級魚から季節外れの下魚まで含めると、おびただしくて数えるのが困難なほどである。味わってきた、魚を食べてきた・・・とは言っても、誰も逆らえない自然の「法」が、毎年、いつもの魚を同じ時期に連れてきて連れ去るほんのつかの間の一瞬に食べてきただけであって、例えば地元に水揚される魚だけに限ったとしても、その中のごく一時期の、ごく一部の表面に浮いた油膜をすくって舐めている程度。そんな程度である。

 

だからオラなど魚の味を語る資格を欠いている筈であって、それについてまったくふさわしい人間ではないと思ってる。ただ、ブログに書くことで魚食を楽しんでもらえるきっかけになればと思って、食べた味、感想などを書いてきたというのが本当のところなのだ。

 

ブログで魚の味を伝えるというのはとても難しいことだと思ってる。市場に水揚される魚は例年と同じ味、同じ仕上がりとは限らないし、鮮度だけで語られるものではない。餌や潮、深度、海域など、個々の魚の生活史で味がいかようにも変化して掴み所がない。しかもどのように調理されて食卓に上り、味わうのか・・・など、それぞれの人の舌が評価するだんになると、どうにもまさぐりようがなくなってしまう。途方にくれてしまう。

 

魚はそのものズバリの唯物なのであるから、目の前にある魚がウマイのかマズイのか、昨日食べた魚と同じ味かどうか、去年食べたものと違うのかなどは、実際に食べてみなければわからない。こうなると、一口試食できる大きな魚を除けば、その魚の持つかすかだが確実な情報を頼りに多くの情報を引き出し、過去に経験した味に想像をプラスしていくしかないのである。たぶん、美味しいだろう・・・と。

 

こんなに長々と魚の味についてウダウダと書いたけれど、実は書ききれない物事の方が多いんだ。トンカチのように硬くなってるお脳をつかってブログで魚の味を伝えるというのは、やっぱり難しいね。

 

実は、魚の味をまくらにふってこんな事を書きだしたのは、美味しそうなお刺身のあるTBをいただいたからなのだ。『食べられるんです・・・ね(汗)』という何だかわくわくするタイトルと、たった2枚の写真と家族の表情に、今日、オラの書ききれていない部分のすべてがあった。魚は味だけじゃないんだと感じる事ができた。

 

にしても、驚かされた。その衝撃は、脳みその端っこをくるりと回っていくうちに大波となって、砕けた波はオラの鼻から飲みかけのコーヒーを噴出させたのである。いやはや・・・あれにはすっかり裏をかかれてしまった。

 

あの魚を競り落とし、店でオススメのお刺身になるまで、魚屋の心の中にどのような揺れがあったのだろう。同業の立場でその揺れを思うと、とても悲しくもあり嬉しくもあり、大丈夫かと心配もしてみたり、オラも頑張ろうという気持ちになってみたり・・・。そしてそれを食卓にだした佳永さんの肝っ玉と茶目っ気、それを食べた子供たちの表情を思うと、なんだかほほえましいものが沸きおこってきて、今度は逆に魚屋はほっとさせられ、なんだか上等なノンフィクションを読みきったような気持ちにさせられた。

 

ども、ありがと。

 

◆EACH TIME S-HORT

『エ?食べられる・・・の?』

http://photo.fem.jp/blog/?e=320

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