海流と魚

 まもなく六ヶ所核再処理施設から排出される大量の放射能が、三陸の海をどのように流れて行くのか、その流れの中をどの魚が回遊し又は生息しているのかを考えると頭の中にいろいろな考えがなだれ込んできます。夜もあまり眠れませんね~。朝の早い魚屋には厳しい毎日です。

海流については、すでに『はがきテスト』エチゼンクラゲが放射能の道を教えてくれました。
しかし、それ以前から三陸の漁師さんや魚屋は知っていました。釣り人だって知っていたはず。砂浜からルアーを50~60m飛ばし、帰ってくるのは南側からだし。(場所や潮にもよるけど)

だから、水口教授の講演会で頭に、す~っと入ってきました。

『津軽海流』『三陸沿岸沿いの南下流』のことです。

■津軽海流は日本海にある対馬海流(暖流)から分岐して津軽海峡を通って太平洋に噴出し、親潮(寒流)に阻まれて時計回りに沿岸に接岸する・・・時に六ヶ所沖で渦を巻く。
【第二管区海上保安本部HP】 
■三陸沿岸沿いの南下流は安定して南下し房総半島沖で黒潮の下に入る。

もちろん、この二つの流れは、魚の回遊を伴っているので、季節ごとに日本海側から暖流系の魚たちが次々と大量に三陸にやって来ます。

日本海側から津軽を抜けて三陸に来る魚は意外と多いのです。晩秋に大量に水揚げされるイナダ(ブリの若魚)などもそうです。

単純に言うと、魚は住み心地のよい水温を探し、南~北、浅~深、などと移動するわけです。

春先に産卵のため深海から浅海に訪れる魚もいれば、
水温が下がる冬に湾口付近まで落ちるスズキなど。
水温が下がり始める秋に北からもやってきて川を遡上する鮭。
ヤマメが銀化し春に海へ下り、沿岸を旅し、入れ違いに成長した桜マスが川へ入る・・・。
夏にはサンマが沖合いを移動し一路北へ・・・。

海草類、海藻類への影響も大きすぎます。
大きすぎて想像もつかない・・・・・

これから海にすてられる放射能がどれだけ海に影響を与えるかは誰もわかりません。50年後100年後の三陸の海を誰も見た人はなく、見ることも出来ません。だから、そうならないようにしっかりと再処理にNO!と、言わなくてはならないのだと思います。

この初めに結論ありきの再処理を含むプルサーマル計画で失う代償は大きすぎる。


国による放射能汚染で、史上最悪・最大の健康被害をもたらす責任の所在を、逃げられないよう今のうちにはっきりとさせておくべきだと思います。


【追記】

むつ小川原港の水質調査等を4月7日にしたようです。
「第二管区海上保安本部海洋情報部ホームページ」
http://www1.kaiho.mlit.go.jp/KAN2/tuho/CGI/html/180205.html


【海流の流れGIF画像】
★独立行政法人水産総合研究センター東北区水産研究所HP
http://ss.myg.affrc.go.jp/sage/result/tukuba/1suzuki/seasonal_3l_stab.gif


【英仏の核廃棄物再処理施設から海域に拡散する放射性廃棄物のシミュレーション】
★greenpeace.org
http://archive.greenpeace.org/nuclear/ospar2000/images/content/ospar/model.gif


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この記事へのコメント

hd
2011年07月14日 17:05
初夏~夏の時期、三陸沖で獲れるイナダはどこから来ているのか調べていてここに流れ着きました。
北からか、南からか、それが疑問だったので助かる情報です。

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