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zoom RSS 低レベル放射性廃棄物 最終処分場誘致 宮城・大郷町

<<   作成日時 : 2007/01/13 00:21   >>

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あまりいい話ではないようです。

 町の財政難から、低レベル放射性廃棄物最終処分場の誘致に宮城県の大郷町が乗り出していることが11日、分かりました。岩手県の久慈市にも同様の計画があり、それらも含めて宮城県民はこの問題に今後注視していく必要がありそうです。

 地元紙の河北新報によれば、宮城県大郷町の田中学町長は、
「町の財政事情はとても厳しい。幸福なまちづくりを進める上で安定した財源は必要。低レベル放射性廃棄物は決して危険なものではない。このことをしっかり住民に説明する。不退転の決意で誘致に臨む」と話した。
とあります。地下の割と浅いところにドラム缶につめて埋めるという“低レベル放射性廃棄物”とは、一体どのようなものなのでしょうか。そして、「低レベル放射性廃棄物は決して危険なものではない」と言いながら、今後300年間も埋設地が立ち入りを禁止されると言うのはどういうことなのでしょうか。

 文部科学省は、低レベル放射性廃棄物を4つの段階に分け、処分方法や管理期間などを次のように定めています。

@クリアランスレベル
  産廃扱い予定(未法制化)
A極めて低い廃棄物
  素堀り処分 もしくは 管理型処分(容器に固形化し埋める) 50年の段階管理
B比較的低い廃棄物
  コンクリートピット処分 300〜400年の段階的管理
C比較的高い廃棄物
 例えば50〜100mの地下にコンクリートなどで閉じこめ埋設する。数百年間の段階管理

 宮城県の大郷町に穴を掘って埋めるという“低レベル放射性廃棄物”の管理期間が300年と言う事は、比較的レベルの高い物も埋められることを意味しています。また、濃度の高い物も、コンクリートで体積を増やすなどして数値的には低く見えるものも含まれると考えられます。(日本の原子力関係は放射性物質は薄めれば安全であるとしている為)

河北新報の報道には、このように書いてあります。
処分場には、がん治療などで発生する放射能を帯びた注射器、研究用原子炉で発生した廃棄物などを50年間で、ドラム缶(200リットル)計60万本を埋設する。


ドラム缶で60万本とは凄まじい量です。

 今回埋設が検討されているのが、「がん治療などで発生する放射能を帯びた注射器、研究用原子炉で発生した廃棄物」とあります。

はたして、それだけで済むのでしょうか。

 仮に処分場として埋設を始め、当初はがん治療で使われた物や大学や旧日本原研などの試験研究炉の廃棄物などが埋められて行くとしても、それ以上に「原子力研究バックエンド推進センター」が何としてでも埋めたいもの「高β・γ廃棄物」が8000トン以上も控えています。それは、原子炉からでた使用済み制御棒や原子炉圧力容器シュラウド、再処理工場で切断された使用済み核燃料棒の「さや」なども含まれるかもしれません。また、一度でも放射性物質に脇の甘いところを見せれば、町をカネで縛り、後々法律を変え核燃料サイクルで発生した高レベルなものを埋めようとしてくるかもしれません。

 高レベルであれ低レベルであれ、50年後300年後の土中に埋設された廃棄物の状態を誰も見たことがないのですから、宮城県大郷町の田中学町長がいう「低レベル放射性廃棄物は決して危険なものではない。」というのは、宮城県民(特に大郷町や仙台市、古川市‥‥などの周辺住民)に対して、ずいぶん無責任な発言にもとらえかねません。「安全ですから」と言われて「はいそうですね。」という人は誰もいませんし、300年後に約束が守られているかどうかを、約束した人間が監視し続けることは出来ないからです。

 また、放射線は微量でも発ガンや遺伝的障害のリスクが増すという、米科学アカデミーの報告が示すように、そしてチェルノブイリ原発事故の10年後に日本人のガン死者数が跳ね上がった事を見ても、決して安全と言ってはいけないものなのです。雇用の創出にも触れられていますが、被曝労働を強いる事になる可能性も否定できません。

 土中でドラム缶が腐食などをして放射性物質が漏れ出した場合、たとえ微量でも廃棄物から出る放射線に曝され続ける可能性がある限り、けっして受け入れるべきではないのです。それに大郷町が低レベルとはいえ放射性物質に汚染されたほかに、カネに汚染されていくのを見たくはありません。

 県民は「宮城を核のゴミ捨て場にしないぞ!」という気概を持ち、しっかりとNO!と言わなくてはならないし、今後は県民全体で考えなくてはならないでしょう。決して一つの町で決めてはいけない ことなのです。低線量被曝の勉強をし直してからでも遅くない。

 青森の六ヶ所核再処理場から流される放射性廃液が、一年間に47700人分の経口致死量である事が分かるようになり、宮城の海が放射性廃液で汚染されないように反対している人がいるさなか、こういった問題が今後持ち上がらないように願うばかりです。


【参考サイト】

岩手の環境/RI廃棄物-三陸の海を放射能汚染から守ろう
三陸の海を放射能から守る岩手の会HP




低レベル放射性廃棄物 最終処分場誘致 宮城・大郷町
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070112-00000011-khk-soci

 研究機関や病院などから出る低レベル放射性廃棄物の最終処分場について、宮城県大郷町が誘致に乗り出していることが11日、分かった。文部科学省と関連団体が国内に1カ所建設する方針で、近く候補地の絞り込みが始まるとみられる。町は処分場誘致により、固定資産税の増収や雇用拡大を図りたい考え。

 田中学町長は昨年12月、文科省などが進める事業構想を町議らに説明。具体的な誘致場所は明らかにしていないが、100ヘクタールの土地が必要なことから、町有地約180ヘクタールがある大松沢地区が有力視されている。誘致が成功すれば、税収などで年間数億円が町に入る見込み。

 処分場には、がん治療などで発生する放射能を帯びた注射器、研究用原子炉で発生した廃棄物などを50年間で、ドラム缶(200リットル)計60万本を埋設する。埋設が始まると、放射能が低減するまでの300年間は立ち入りが制限される。

 埋設開始まで数100億円、その後の管理費などを含めると1000億円以上の費用がかかるとみられる。完成すれば、青森県六ケ所村の原発低レベル放射性廃棄物処分場に次いで2カ所目になる。
 低レベル放射性廃棄物の処分場は2カ所目だが、中間処理・貯蔵施設は全国に9カ所ある。ただ、病院や大学などから出る廃棄量が増加しており、文科省は処分場の新設を決めた。稼働時期は未定だが、今後10年以内には稼働させたい方針。

 文科省所管の日本原子力研究開発機構と日本アイソトープ協会でつくる「原子力研究バックエンド推進センター」(東京)は「問い合わせは全国の170自治体からあった。大郷町もその一つ。候補地決定や稼働時期など具体的なことはまだ決まっていない」(立地推進部)と説明する。

 田中町長は「町の財政事情はとても厳しい。幸福なまちづくりを進める上で安定した財源は必要。低レベル放射性廃棄物は決して危険なものではない。このことをしっかり住民に説明する。不退転の決意で誘致に臨む」と話した。
(Yahoo!ニュース)


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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
おじゃまします。ご心配ありがとうございます。只今頑張っています。是非これからもご指導お願いします。
大郷町自然塾
2007/01/24 12:31
大郷町自然塾さま
いらっしゃいませ。
大郷町の問題は、私たちの問題でもあります。それから、もうご存知でしょうが、この記事のリンク先の先生がきっとチカラになってくださいますし、宮城の「ワカメの会」もサポートしてくださるはずです。私は指導できる立場ではありませんが一緒に学んでいけたらと思います。コメント有難うございました。
mako@管理人
2007/01/24 23:52

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